シングルマザーの「住宅探しはここが大事!」〜10のポイントとアドバイス〜

2018/05/12 | マザーポート編集部
シングルマザーの「住宅探しはここが大事!」〜10のポイントとアドバイス〜

このサイト「マザーポート」は、一級建築士事務所秋山立花が運営する”シングルマザー家庭を応援する住まいを紹介するポータルサイト”。

上は北海道、下は沖縄までの総勢100名以上のシングルマザーの方々に、”物件探しで大変だったこと”についてアンケートを行いました。
シングルマザーの「物件探しで大変だったことトップ5」ランキング

なんと84%もの方々が、物件を探すときに大変だったことや困ったことがあったと答えています。
そこで今回、シングルマザー46名の方々に、『物件を探す際のアドバイス』をお伺いしました。

お引越しを考えている方に、是非お読みいただきたい記事です。

目次
「住宅探しはここが大事!」〜10のポイントとアドバイス〜
1.          住環境が大事
2.          親身な不動産屋さんを見つけること
3.          家族や友達、行政など周りに相談する
4.          安定した収入や仕事を確保する
5.          支援サービスがないか調べる
6.          公営住宅がオススメ
7.          優先順位を決める
8.          賃貸より買うのがオススメ
9.          離婚する前に物件を決める
10.       日当たりの良いところ
11.   まとめ

1. 住環境が大事

(*次の文章は、実際のシングルマザーの方々の意見を掲載しております。)

・物件を探す時は家賃の安さや初期費用の安さといった金銭的な面で選びがちですが、これから長い間住むことになりますので住環境をよく調べた方がいいと思います。
駅周辺は利便性が高いですが、その分家賃は割高になります。
駅から離れていても日々の生活(買物ができる、銀行がある、など)に支障がなければそちらで物件を探してみるといいと思います。
また、お子さんがいる場合は学校・公園までの交通量や治安等も見ておいた方がいいと思います。
もしマンションやアパートに住む場合は、単身者が多いのかどうかを確認しておくと後々トラブルにならずに済みます。(神奈川県/1歳のお子さんがいる方)

・入居後のことを考えると、子どもと同世代の子育て世帯が住んでいる物件がオススメです。
困ったときには助け合ったり、ママ友コミュニティで情報共有したり、一緒に遊んだり。そんな関係を構築できる環境に、私は助けられました。(大阪府/18歳以上のお子さんがいる方)

・子どもの生活圏についてよく考えて選択することをお勧めします。
進学のタイミングに合わせてあらかじめ転居する可能性があることを子どもに伝えておくと、比較的受け入れやすいかも知れません。近所に知り合いが居るともっと安心できます。
優先順位を決めて、それ以外の部分については妥協することが大切です。
見たことがないほどの超狭いトイレでもなんとか生活できました。
人を自宅に招待できませんでしたが。(神奈川県/16歳と18歳以上のお子さんがいる方)

・学校、駅、病院、買い物エリアから徒歩圏内だとより車不要で暮らせます。(千葉県/10歳のお子さんがいる方)

2. 親身な不動産屋さんを見つけること

・私は友人の知人である不動産屋さんで物件をさがしていただき、家賃交渉等もお願いできました。
現状をくみ取り親身に対応いただける信頼できる不動産屋さんを見つけることがいい物件に繋がると思います。(東京都/3歳のお子さんがいる方)

シングルマザー支援協会のパートナー企業にシングルマザー向けに物件探してる不動産が合ったかと思います。(東京都/9歳のお子さんがいる方)

・広めの部屋なら普通一人暮らし用に貸してる部屋でも、大家さん次第で入れることもあります。
とりあえず逃げなければならない状況の方は、不動産屋さんに交渉依頼してみて下さい。
ほとんど無いけど、ゼロではない。私はそれで最初の部屋を借りることが出来ました。(東京都/3歳のお子さんがいる方)

3. 家族や友達、行政など周りに相談する

・初期費用も労力等、色々大変だと思うので1人で背負わず抱え込まず、親でも友人でもとにかく使えるものは使うこと。
周りに助けを求めて、助けてもらうこと。後で余裕が出来たときに恩返しすればいいと思います。(埼玉県/15歳のお子さんがいる方)

・住居の確保は一番大切な問題だと思います。
子供の生活環境を整えることと家賃の負担が重くのしかかると思います。
私だったら、無理のない生活ができるように行政や民間で助けになってくれたり支援してくれるサービスがないかを調べて活用すると思います。
一人で悩まないでください。(東京都/12歳と16歳のお子さんがいる方)

4. 安定した収入や仕事を確保する

・お引っ越しは思ったよりもハードルが高いです。
費用と保証人の壁は厚いし、自身の職業の信用度も大家さんに重要視されます。
準備は万端にするに越したことはないです。(大分県/9歳のお子さんがいる方)

・物件探しにシングルマザーは関係ないと思います。
要は仕事が安定していて、家賃を支払う収入があるかが問題なんだと思います。(神奈川県/12歳のお子さんがいる方)

・シングルマザーは部屋が借りられにくいと言いますが、私はこれまで審査でNGだったことはありません。(実際の申し込み段階まで家族構成はあえて言いません)
安定した収入さえあれば家族構成は気にしなくて大丈夫だと思います。(東京都/10歳のお子さんがいる方)

・保証会社を通さなくて良いように、事前に仕事、支払いの滞り等注意が必要だと思います。リボ払いもやめるべき。
また、更新料や返ってこない礼金などはない方が良いですし、あるならば家賃に含めて考えた方が賢明です!(埼玉県/7歳のお子さんがいる方)

5. 支援サービスがないか調べる

・母子家庭専用の住居も区によってはあるので(名称忘れました、すみません)、そういうのがないか調べてみるのも良いと思います。
知人のママさんはそこに住んでいて、家賃もうちより全然安いのに部屋もうちより広いです。
イベントの案内もくるらしく、住む場所が違うだけで、待遇が違うなと感じました。(東京都/7歳と8歳のお子さんがいる方)

・頼りになるNPO法人を見つけることです。
私はNPO法人リトルワンズに頼って、部屋を見つけました。
母子家庭に代わって部屋を探してくれるのと、家賃も安くてすみました。
びっくりするくらいすぐに見つかって、いままで不動産屋に苦労してきたのがばからしくなりました。
今は安定した部屋に住めているのでリトルワンズには感謝しています。(東京都/2歳と4歳のお子さんがいる方)

・実家を引き継ぐ前に、マンションに住んでおり、その初期費用は母子家庭向けの支援をうけ、3年で返還しました。
すごくいいシステムだと思いますので活用するといいと思います。(6歳と9歳のお子さんがいる方)

6. 公営住宅がオススメ

・とりあえず公営住宅に入れるならそれが一番。
住居費は安ければ安いほど良いと思います。治安などあまり気にならない田舎だからでしょうか…(北海道/7歳と9歳のお子さんがいる方)

・URがおすすめ。1年前払いをすれば保証人はいらない。子育て割引の部屋がある。
退出の際修繕費が激安。大家とのトラブルもない。(神奈川県/14歳のお子さんがいる方)

・市営に入れたら万々歳ですが、市営はルールが面倒(草むしりやゴミ出し当番など)
安さの裏にある大変さと、施設面の悪さ(バランス風呂釜など我慢出来るならいいと思います)
初期費用、退去費用の高さも十分考慮に入れる必要があります。(福岡県/2歳と3歳のお子さんがいる方)

7. 優先順位を決める

・まずは自分の中で譲れない条件を探しましょう。立地なのか、利便性なのか。
そこからある程度、妥協していける範囲を決めて対応すればとりあえずは安定します。
そこから先はもっと自立していきましょう。私も改めてそうします。(大阪/2歳のお子さんがいる方)

8. 賃貸より買うのがオススメ

・持ち家の方が、賃貸よりいざという時何らかの資産になると思います。(首都圏だけかもしれません)(6歳のお子さんがいる方)

・社宅や公団以外の賃貸なら、買った方が生活が楽でーす。(東京都/6歳のお子さんがいる方)

9. 離婚する前に物件を決める

・婚姻関係があるときに、別居して物件を借りたほうが、物件選びの選択肢が広がると思います。(埼玉県/4歳のお子さんがいる方)

・結婚して中古の分譲マンションを購入後に離婚した。
離婚時に元夫と話し合い、私と子どもは変わらず分譲マンションに住み、元夫からの養育費を住宅ローンとして支払ってもらうことにしたのは正解だったと思う。(大阪府/12歳と14歳のお子さんがいる方)

10. 日当たりの良いところ

・明るい日が当たる部屋がいいです!(10歳のお子さんがいる方)

・日当たりと家賃のバランスをどうやって取るかだと思う。
ある程度の日当たりがないと、暖房費がかさみます。
北海道では、トイレや給湯設備が凍結しやすくなり、逆にお金がかかるので。(北海道/0歳のお子さんがいる方)

11. まとめ

いかがでしたでしょうか?
お引越しは労力がかかりますが、子どもの環境を一番に考えてお引越しをするという意見が多く上がりました。
子どもがやっぱり大切ですよね。

次回は、母子家庭の気になる家賃や住宅事情をまとめた、『数字で見る「シングルマザーの住宅事情」〜5人に1人は家賃無料〜』をお送りしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

マザーポート編集部

マザーポート編集部です。 子育てと仕事の両立で、日々、頑張っているお母さんたちのために、ひとときの休息と、これからの...