新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話
ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム
最初の調停と生活費
バタバタと時間を過ごしているうちに、すぐ初回調停日がやってきました。
弁護士さんと待ち合わせをして家庭裁判所に行きました。
ちょっと薄暗く、緊張が高まったことを覚えています。
受付を済ませると、待合室を教えてもらい、そこで待機しました。
何組か同様に待機して いました。
調停室を挟んで、反対側の待合室を設定するなど、待ち時間などに相手方とうっかり遭遇 することがないように配慮されているようです。
声がかかり調停室に入ると、男女 1名ずつの調停員さんがいらっしゃいました。
氏名の確認などを行った後、そのままの流れで離婚をしたいために調停をしている、ということを話しました。
家族構成や離婚したい理由など、1つ1つ弁護士さんが用意してくださった書類を元に説明してくださり、必要に応じて私は補足するような流れでした。
男性の調停員さんは私の主張を理解してくださったように見受けられましたが、女性の調停員さんは「お子さんがまだ小さいのに」と、なんとなく離婚に反対されているように私は感じました。
「父として、母として。。」そんなことを悩んでいたので、もちろん「子どもが小さいのに」 という言葉には、気持ちをかき乱されました。
「全てがよい方法に進んでいくならば、考え直すかもしれません」そう伝えたことを覚えています。そして、後にこの言葉を後悔したことも忘れません。
一旦私たちは退室し、元配偶者と交代しました。
しばらくして、また声がかかったので入室するとすぐに、「ご主人、悪いところは直すから戻りたいって」そう言われました。
元に戻るための話し合いをしたかったわけではないので、困惑しました。
調停の場では、不用意な一言であっても、記録として残り、望んでいなくても相手に伝わることがあるのだと、実感しました。
ありがたいことに弁護士さんが「悪いところを直す、と言っても習慣や考え方がすぐに切り替わるわけではない。順を追って、どのように変わるのか、どのようにしていくのかを相手に考えてもらわなければ意味がないです」ときっぱり言ってくださいました。
また、2回目の入室時には当面の生活費補てんを依頼してくださいました。
一緒に暮らしていたころには、金銭面でもめることも多かったので、記録に残るよう書面での依頼でした。
調停員さんより伝えていただける、とのことでお願いをし、次回の調停日を決めてその日はおしまいでした。
ほどなくして先方より依頼した金額が振り込まれました。
間に調停員さんが入ってくださることで、感情的にならず意向を伝えられるのが調停のいい面かと思います。 一方で、調停員さんの考え方が入ってしまうのは危険なのではないか、と感じる部分もありました。
公の場であるからこそ、冷静に準備して、自分の意思を的確に伝えられることは大切だ、と後から思いました。
何か参考になればうれしいです。
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