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新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話

ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム

節約生活とサンタクロース

家賃、食費、光熱費、保育園の費用。。。

収入があっても、支出が大きくて金銭的に安定しない生活を続けていたころ、カレンダーは徐々にクリスマスに近づいていました。
保育園でもクリスマス飾りを作ったり、クリスマスのお歌を覚えたり、と楽しい季節でした。

でも、お財布の中を見ると、素敵なクリスマスプレゼントを用意するには程遠い状態。
「賢者の贈り物」のように、売ることができる素敵な何かもありませんでした。

悩んでいたころ、登録していた家庭教師センターより、急ぎ開始してほしい生徒がいるが、受けてもらえないか、と依頼が舞い込んできました。
クリスマスの後にはお正月、息子の誕生日、とイベントが多くありました。

このころの私は、子供と過ごす時間が減っていることに悩みを感じていました。
歩く練習を手伝いたいな、とか、もっと絵本を読んであげたいな、とか「できていないこと」にばかり目が行く状態でした。

それでも、悩んだ結果、私はこの家庭教師を受けることにしました。

「お友達がサンタさんからプレゼントをもらう中、息子のところにはサンタさんはやってこない。」

そんな状況をさみしく思ったのは、私でした。だからこそ、少しでも多く収入を得たい、と考えました。

譲れないものがあれば、わがままになっても大丈夫

この話をした時、母親から 「それはあなたのわがままだ」「子どもはお母さんといるほうが幸せに決まっている」「クリスマスプレゼントくらい、買ってあげるから仕事を減らしなさい」と、強く批判を受けました。

確かに私の両親に頼めば、クリスマスプレゼントがない、という問題は解決したかもしれません。
でも、母親として息子の初めてのクリスマスに何もしてあげられない、という後悔はいつまでも残ったと私は思います。

子供と一緒にいる時間と金銭的にゆとりある生活。
シングルマザーにとってなかなか両立が難しい問題ではないか、と私は思っています。
私の母親が言ったように、子供中心で考えて、子供が喜ぶように行動していくことは大切だと思っています。

それでも、母親として子育てをする中で譲れないものがあれば、わがままになっても大丈夫だと、私は思います。

仕事をしなければいけない、でも、子供といる時間も大切。

そんな悩みを抱えているママに、どうか届きますように。
読んでくれてありがとうございました。

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この連載の著者

  • ほほ笑み そえる かすみそう

    1981年3月生まれ
    大阪府在住
    4歳の息子と二人暮らしのシングルマザー

    離婚を考え、夜逃げのように別居を開始。
    その後離婚調停をするも、調停では離婚ができず、
    また、弁護士費用の問題などで裁判をすることもできず、
    結局離婚しないまま別居生活を継続。
    最終的には、元配偶者の合意を得て離婚が成立しました。

    その間、金銭的にはほぼその日暮らしのような生活をしたり、
    保育園の問題に悩んだりしながら、現在の生活を確保することができました。

    そんな経験そのものや、その中で試行錯誤、工夫してきたこと、学んだことをお伝えし、今悩んでいる方の少しでもお役に立ちたいと思っています。