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新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話

ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム

離婚調停?円満調停?初めての弁護士事務所にて。

2度目に法テラスに足を運んで2週間程度経過して、弁護士さんに依頼をして、離婚調停を進めていこう、と最終的に決めました。

法テラスを経由して、弁護士さんに依頼をしたい旨を連絡してもらうと、幸いにも「お受けします」との回答をいただけました。
その後直接お電話にて連絡を取り、最初に事務所にお伺いする日が決まりました。

季節は梅雨。

蒸し暑い中4か月の息子を抱っこして、あちらへこちらへ移動するのはつらいものがありました。
恐らく、抱っこひもで抱えられている息子もつらかっただろう、と今は思います。

弁護士事務所では、とにかく話がスムーズでした。
「離婚する、と決断されたということでいいですね?」
本題に入ると単刀直入にそう聞かれました。

弁護士事務所まで来ているのに、すぐにYESと答えられませんでした。
夫婦として離婚したい、という思いと裏腹に、子供の母として、父としてやり直すことができないのか、その思いがずっと私の中に渦巻いていたからです。

それを伝えると、「では、やはり離婚調停をすることをお勧めします。その中でうまくいきそうであれば『夫婦円満調停』という形で終わらせることもできます」と教えてくれました。

円満調停、とは、公の場で「うまく継続していく約束」を決める方法だそうです。
離婚調停として話し合いを始めても、うまくいく可能性があればそのための約束を決めることができると知りました。

その方向でお願いします、といった私に笑顔で、「では法テラスでもお話ししましたが、調停を始める前に、まず別居してください」と弁護士さん。

忘れていました。
別居、というポイントが実は私にとってはとても大きなハードルでした。

赤ちゃん連れの無職。。。

これからどうやって住むところを探そうか、と悩みながらも、「別居のめどが立ちましたら、ご連絡いたします。」と回答し、弁護士事務所を後にしました。

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この連載の著者

  • ほほ笑み そえる かすみそう

    1981年3月生まれ
    大阪府在住
    4歳の息子と二人暮らしのシングルマザー

    離婚を考え、夜逃げのように別居を開始。
    その後離婚調停をするも、調停では離婚ができず、
    また、弁護士費用の問題などで裁判をすることもできず、
    結局離婚しないまま別居生活を継続。
    最終的には、元配偶者の合意を得て離婚が成立しました。

    その間、金銭的にはほぼその日暮らしのような生活をしたり、
    保育園の問題に悩んだりしながら、現在の生活を確保することができました。

    そんな経験そのものや、その中で試行錯誤、工夫してきたこと、学んだことをお伝えし、今悩んでいる方の少しでもお役に立ちたいと思っています。