新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話新米シングルマザーの離婚とお金のリアルな話
ほほ笑み そえる かすみそうさんのコラム
夜逃げのような引越。
夫婦で暮らしていた家を離れた後に住む家が見つかってから、実際に家を出るまで、特に 大きな出来事はありませんでした。
調停時に聞いたところ、元配偶者は私が普段と違っておかしい、と思っていたようです。 家事や育児に疲れているのだろうから、自分が何か手伝わないといけないと思っていた、 と話していました。
これを聞いたときに、私は「やり直すのは難しいだろうな」と思いました。
息子が産まれてから半年以上、ほぼ毎日私は 3 回以上洗濯をしていました。 息子の洗濯物を 1 回。その日私たちが使った衣服、タオルの洗濯で 2 回。そして、元配偶 者の仕事着を 1 回。
何度か自分の仕事着の洗濯は自分でしてほしい、と頼みました。それでも洗濯機に入れて スイッチを押して、終わるころには寝てしまっていたのです。翌朝干せていないととても 怒る人でした。半年間変わることはありませんでした。 夕飯の食器を下げることも、息子をお風呂に入れた後に服を着せることも、しませんでし た。
「自分が何か手伝わないといけないと思った」けれども、1 度も何もしなかった。これが現実でした。
何一つ変化がないまま、息子を連れて、少しの荷物を宅急便で送り、手紙を置いてから家 を出ました。 昼の暑い時間帯でしたが、夜逃げ同様のお引っ越し。私のせいではない、と思いながらも 息子にこんな経験をさせてしまったことに本当に申し訳なく思っていました。
夕方、友人のところに着き、家をお借りして、買い物に行ったり、身の回りと整えたりし ていると、何度も何度も元配偶者からの連絡がありました。帰宅したタイミングです。お 酒を飲んでいることも知っています。話ができる状態ではありません。一度も電話に出る ことはなく、携帯電話を離れたところに置いて、息子と寝ることにしました。
この子を世界で一番幸せにしたい
この日の私の決意です。
それは今も変わらずにいます。
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